WECKのきほん
WECKの様々な楽しみ方を学ぼう
#05
#05
⻑期保存の秘密
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WECKのキホン #05から#07では、常温長期保存の仕組みから、実際の瓶詰め方法まで3回に分けてご紹介。これさえ読めば、瓶詰めのキホン的な知識も技術もバッチリ。
第1回の今回は「なぜ常温でも長期保存が可能なのか?」の謎に迫っていきたいと思います。
常温長期保存の秘密は、ゴムパッキンにあり。
法則 1
果物や野菜、お肉などの商品は食材自体や空気中に含まれるカビなどの微生物により、時間が経つにつれて腐敗していきます。
この腐敗を止めるための解決法は、WECKはとてもシンプルです。
キャニスター、ガラス蓋、ゴムパッキン、ステンレスクリップを使って煮沸することで密閉状態を作り出し、食品の腐敗の原因になってしまう空気をシャットアウトします。
WECKを使って正しい方法で煮沸密閉すれば、腐敗の原因となる微生物の多くを死滅させることができるのです。
法則 2
しっかり密閉された容器内の気圧は、加熱することで容器外の気圧より高くなります。気圧は高いところから低いところに流れる性質があるので、その法則を利用して、たっぷりのお湯の中で煮沸することで、容器の中の空気、蒸気、少量の水はゴムパッキンとキャニスターの隙間から気圧によって外に追い出されます。
それにキャニスターの内と外の気圧差によって、空気や周りの水が容器の中に逆流してくることもありません。
最後に鍋から取り出しゆっくりと冷ますことで、容器内と外の気圧差によって、蓋とゴムパッキンを密着させることができます。そのおかげで真空状態が作り出され、完全に密閉されます。
WECKはほかの保存容器と比べて密閉されているか、腐敗していないかをゴムパッキンを見れば判断できるため、初めての方でも安心してチャレンジできる特徴も持っています。詳しくはこちら。
WECKを使って瓶詰めをする作業は、調理したお料理の美味しさをそのままに長期保存するための大切なひと手間です。
瓶詰め後の保存の目安は?
瓶詰めしたら、冷暗所で長期保存をしましょう。
手順通りに正しく煮沸密閉された料理(未開封の場合)は、ジャムやピクルス、ソースやオイル類は常温で半年ほど、煮込み料理やオーブン料理などは常温で3ヶ月ほどが目安。大豆や乳製品など傷みやすい食材を使った料理は冷蔵庫での保存がおすすめです。
次回はいよいよ実践編です!
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